【シャンプーで髪が傷む?】 ダメージさせないシャンプー方法

シャンプー, ヘアケア, 解説, 頭皮ケア

毎日のヘアケアに欠かせないシャンプー

シャンプー 毎日

ヘアケアに欠かせない習慣といえばシャンプーですよね。

シャンプーをする目的は頭皮と髪を清潔に保ち健やかな髪が育ちやすい環境にすること。

日々忙しく過ごす私たちの頭皮や髪は、スタイリング剤や空気中に舞っているチリやほこりなど外部から付着する汚れや、 汗や皮脂など体の内部から出てくる分泌物が溜まっています。

1日の終わりには汚れを落としてスッキリしたいですよね。

そういったことから毎日髪を洗っている人も多いはず。

ですが実は毎日行っているシャンプーが少しずつ髪をダメージさせていることをご存知ですか?

今回はシャンプーによる意外なダメージの原因と、ダメージから髪を守る正しいシャンプーの方法をご紹介します。

 

 

シャンプーが髪をダメージさせる?

シャンプーが髪を傷める

ヘアケアに欠かせないシャンプーは髪の毛に少しずつダメージを与えています。

意外かもしれませんがこれは紛れもない事実。

というのも私たちの髪の毛はとてもデリケートだから。

どうしてシャンプーをするだけで髪がダメージを受けてしまうか簡単にご説明します。

 

髪が濡れるダメージ

髪の毛 pH

髪の毛は水に濡れるだけでもダメージを受けてしまいます。

中学生の時に習ったpH(ペーハー)の話を覚えていますか?

酸性とアルカリ性を示す【0~14】の数値のことです。

pHの数値が低いと酸性、pHの数値が高いとアルカリ性、真ん中が中性となります。

私たちが浴びるシャワーのお湯はpH7の中性です。

ですが髪の毛は普段は弱酸性(pH5.5)で落ち着いています。

弱酸性(pH5.5)で安定している髪にpH7のお湯をかけると、少しアルカリ性に傾きます。

弱酸性(pH5.5)よりもアルカリに寄った髪の毛はキューティクルが開きます。

キューティクルが開くことで髪の内部のタンパク質や油分が少しづつ流れ出てしまうためダメージとなります。

 

シャンプー剤のダメージ

シャンプー 界面活性剤 ダメージ

シャンプーの成分のほとんどが【水と界面活性剤】です。

界面活性剤には『乳化』といって、油と水を馴染ませる働きがあります。

髪に付着している皮脂やスタイリング剤などの油汚れと水を馴染ませ、浮かせます。

そして泡立つことで汚れを包み込み、髪や頭皮から離します。

この時にどうしても髪に必要な油分も汚れと一緒に取り去ってしまうため、髪が乾燥しやすくなります。

洗浄力の強いシャンプーだとなおさら乾燥しやすくなります。

 

摩擦によるダメージ

シャンプー 摩擦 ダメージ

シャンプー中に髪の毛同士が擦れることでも髪にダメージが起こります。

濡れている髪の毛は魚の鱗が全部開いているのと同じ状態なので、髪の毛同士がこすれる時にキューティクルが引っかかり剥がれ落ちてしまうためダメージを受けてしまいます。

 

ドライヤーのダメージ

ドライヤー ダメージ

シャンプーをした後は必ずドライヤーで髪を乾かしますよね。

実はドライヤーの熱もダメージとなります。

髪の毛は60度以上の熱でタンパク変性を起こします。 (生卵がゆで卵のようになるイメージ)

タンパク変性を起こした髪は少しずつ硬くなり水分を保ちにくくなります。

かといってドライヤーで乾かさないとキューティクルが開きっぱなしになり、延々と水分が蒸発してしまうためもっと乾燥してしまいます。

乾かしても、乾かさなくてもダメージになってしまうのです。

※それでもシャンプー後は必ず乾かしましょう

 

このように髪の毛は非常にデリケートなため、毎日のシャンプーだけでも少しずつダメージを受けてしまうのです。

 

 

 

ダメージから守るシャンプー方法

ダメージさせないシャンプー方法

髪をダメージから守るためには正しい方法でシャンプーをすることが大切です。

そこでここでは髪の負担をできるだけ減らせるように正しいシャンプーの方法をお伝えします。

今日からできる方法ですのでぜひ参考にしてくださいね!

 

①ブラッシングをする

育毛 ブラッシング

シャンプーをする前にはブラッシングをしましょう。

濡らす前の髪は毛先から優しくブラシを通して髪の絡まりやもつれを解いてあげると、汚れが浮いてチリやホコリが落としやすくなります。

シャワーのお湯も地肌に届きやすくなりますので、その後のシャンプーがしやすくなります。

マッサージ効果で血行促進にもなり、頭皮ケアにも繋がります。

目の荒いブラしてOK!

ブラッシングの方法はこちらのブログでも紹介していますので読んでみてくださいね!

ブラッシングの効果と方法はこちら

 

②ぬるめのお湯でしっかりすすぐ

髪 予洗い

シャンプー前のすすぎはしっかりと行いましょう。

髪の汚れの7〜8割はすすぎで落ちていきます。

しっかりと指を地肌に通して頭皮全体を丁寧にすすぎます。

3分以上の時間をかけて入念に。

時間をかけて髪をすすぐと髪が水分を吸収します。

そうなるとシャンプーの泡立ちが良くなりますので、2回洗わなくてもOK!

特に後頭部や耳の裏は髪の毛が密集していて水が通りにくい部分です。

すすぎだけで汚れを落とすくらいの気持ちで念入りにすすぎましょう。

 

③シャンプーの量を少なめにする

シャンプー 少なめ

しっかりとすすいで、汚れが落ちたらシャンプーの量は少なめにして洗いましょう。

シャンプーはたくさん使うほど髪にとっては負担になります。

髪がしっかりと水分を含んでいれば少量でも汚れは落とせます。

後頭部から泡立てると濃密な泡ができますよ。

きめの細かい泡はクッションとなり髪の毛同士の摩擦を防いでくれますので、モチモチの泡を作りましょう。

 

④髪をこすらず頭皮を洗う

頭皮 清潔

シャンプーでは頭皮を中心に洗いましょう。

髪をこすらず頭皮をマッサージするように揉み洗いすることが頭皮と髪に優しい洗い方です。

爪は立てずに指の腹を使います。

余談ですが一般の人がシャンプーで髪を洗う時間はなんと平均40秒だそうです。

それでは短すぎです。

美容室のシャンプー時間は平均10分。

人の頭は意外と大きく、面積も広いのでそのくらい時間をかけないとしっかり洗えません。

ご自宅のシャンプーでも3~5分くらいは時間をかけて全体をまんべんなく洗うように心がけましょう。

後頭部や耳の裏は洗い残しやすい部分ですし、においも出やすい場所なので意識して洗うようにしてください。

 

しっかりすすぐ

シャンプーすすぎ

もっとも大切なのはここです。

シャンプーをした後はしっかり流しましょう。

シャンプーで一生懸命汚れをとっても流し残しがあると台無しになってしまいます。

シャンプーよりも時間をかけて、頭頂部、前頭部、側頭部、後頭部、全体にシャワーヘッドを当てながら丁寧にすすぎましょう。

流し残しは頭皮トラブルや肌荒れ、においの原因になります。

流しすぎくらいがちょうどいいと思っていただいてOKです。

しっかり流すとトリートメントのノリも良くなりますよ。

 

長くなってしまいましたが以上が髪に優しいシャンプーの方法です。

取り入れられそうな方法はありましたか?

 

 

髪に優しいシャンプー方法まとめ

シャンプー 毎日

ここまで髪に優しいシャンプーの方法をご紹介いたしました。

最後にまとめます。

 

シャンプーの時のポイント

頭皮 ニキビ 見分け方

  • 髪を濡らす前にブラッシングをする
  • シャンプー前に予洗いをしっかりする
  • シャンプーの量は少なめに
  • こすらず優しく洗う
  • とにかくしっかりすすぐ

これらのことを意識しながらシャンプーをすると健康的で美しい髪がキープできます。

 

 

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キレイな髪を保つために大切なのは毎日のホームケアです。

特にシャンプー欠かせない毎日のヘアケアですのでぜひ覚えて実行してみてくださいね!

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