【詳しく解説】寝不足が髪に悪い理由はこれ!
睡眠時間、取れていますか?
寝不足が美容の観点からみてとても肌に悪いという話はもうみなさんご存知ですよね。
睡眠時間が足りないと、私たちの髪にも悪影響があります。
- 疲れが取れない
- 髪が弱くなった気がする
- 抜け毛が増えた
このようなお悩みがあったら、まずは生活習慣の一つ【睡眠時間】を見直してるといいかもしれません。
髪が育つのは睡眠中
毎日伸び続けている私たちの髪の毛ですが、成長しているのは主に睡眠中です。
よく眠れたあとは体の疲れが取れて元気になるように、髪の毛も寝ている間に健康に成長しているのです。
そして私たちが寝ている間に髪を育ててくれるのが『成長ホルモン』と呼ばれる物質。
この成長ホルモンが体の健康や肌の調子、育毛にまで関わっています。
成長ホルモンは睡眠時に分泌される
実はこの成長ホルモンという物質は体と心がリラックスしている時、つまり副交感神経が働いている時にのみ分泌されています。
よく髪のゴールデンタイムは『22:00~2:00』の間という話を聞きます。
ですが、最近ではその説よりも『成長ホルモンは入眠から30分後に分泌され始め、3時間後にピークを迎える』という方が正しいと言われています。
つまり22:00~2:00の時間を外したとしても、しっかりとした睡眠を取ることで成長ホルモンは分泌させられるということです。
睡眠中の成長ホルモンの働き
この成長ホルモンは私たちの体を健康に保つためには欠かせないもので、その働きは多岐に渡ります。
- 筋肉や皮膚の成長を促す
- 脂肪の分解を促す
- 血中の糖を保つ
- 日中の皮膚ダメージを修復する
- 髪を成長させる
普段私たちの体は、食事によって内臓を酷使したり、紫外線を浴びて肌がダメージを受けたりています。
そのような負担を回復させてくれるのも成長ホルモンです。
髪の成長は優先順位が低い
たくさんの働きをする成長ホルモンには、作用する場所に優先順位があります。
まずは生命活動に重要な臓器や筋肉の修復、そして皮膚。
直接、命に関わりの低い爪や髪はこのホルモンの影響が出るのは最後なのです。
そのため、睡眠不足が続くと体の末端部分にあたる髪の毛はどんどん成長しにくくなり、抜け毛や細毛になってしまいます。
成長ホルモンをたくさん分泌させ、髪に十分成長を促すためにはリラックスして眠れる環境が大切です。
睡眠は時間よりも質
前述したとおり、睡眠で大切なのは22:00~2:00の間に眠ることよりも、
時間は短くても成長ホルモンが出るように副交感神経を働かせること。
『成長ホルモンは入眠から30分後に分泌され始め、3時間後にピークを迎える』
このことを考えると最低でも4〜5時間は眠りにつけるように心がけると良いですね。
普段忙しくてなかなか寝る時間を確保できない、という時にもぜひ思い出してみてください。
このことを意識すると、例え寝ている時間が短くても、体はすっきりと回復するそうですよ。
質の良い睡眠を取る方法
ここからはリラックスして深い眠りにつくための方法をいくつかご紹介いたします。
1、食事は寝る3時間前までに胃に食べ物が残っている状態で寝ようとすると、体の血液が消化のため内臓に集中してしまい、成長ホルモンがうまく分泌されません。
また、アルコールも眠りを浅くしてしまうので深酒は避けるのがベターです。
2、湯船につかり体を温める
ベットに入る前にお風呂に入り、体を清潔にします。
ゆったりと湯船につかり体を温めると副交感神経が優位になり、リラックス状態になります。
ベットに入り、体温が下がる時に深い眠りに入れます。
3、ストレッチをする
眠る前にストレッチをすることで体の緊張がよりほぐれていきます。
特に肩まわりや首回りをほぐすと頭皮への血流もよくなるので髪にとってはとても良い効果があります。
4、スマホ、PCは見ない
ブルーライトは体を興奮状態にさせ、意識が覚醒します。
寝る前はできるだけ暖色系の照明にして、心を落ち着けましょう。
スマホよりも読書などがおすすめです。
5、頭皮マッサージをする
頭皮にはたくさんのリラックスポイントがあります。
健康な髪を育てるためには、頭皮の血行をよくしながらリラックスもできる頭皮マッサージがおすすめです。
指先を使ったマッサージはリフレッシュして元気になりますが、
リラックスをするためには手の平で包み込むように優しくマッサージをしてあげましょう。
良い眠りで、健康な育毛を
良質な睡眠時間を確保することは健康な髪を育てるためにはとても大切なことです。
短い時間でも質の良い眠りにつくことで、体の疲れや肌の色ツヤ、そして私たちの大切な髪まで守ります。
ちょっと疲れが溜まってきている時、ぜひマッサージやストレッチなど、試してみてくださいね!