カラー剤で髪が染まるまで

ヘアカラー 仕組み

日本人の日常生活にとても馴染みのあるヘアカラー。

男性では約3割、女性では8割以上の方が利用しているそうです。

その中でも特に多く使われているのが一般的に

『カラー剤』や『ヘアダイ』と呼ばれる【酸化染毛剤】です。

ここでは特にたくさんの人が使用している酸化染毛剤のメカニズムを簡単に解説します。

 

カラー剤は1剤と2剤に分かれている

ヘアカラーの薬剤は1剤と2剤に分かれています。

それぞれ別の役割を持っていて使用前に混ぜることで化学反応が起こります。

これは美容室のカラーも市販のカラーも同じです。 

 

普段の髪の状態

人の髪は通常、弱酸性に保たれていて髪の表面にあるキューティクルが魚の鱗のように閉じています。

髪の内部はとても細かいタンパク質や油分・水分で満たされています。

また髪の中にはメラニン色素という成分もあり、黒髪はこのメラニン色素が多量にある状態です。

 

ヘアカラーのメカニズム

髪にヘアカラーを塗ると、アルカリの力で髪表面にあるキューティクルが開きます。

キューティクルが開くと髪の表面に隙間ができるので、ヘアカラーの成分が髪の中に浸透していきます。

浸透したカラー剤は、はじめに黒髪の素であるメラニン色素を壊します。

これが髪を明るくする力「ブリーチ・脱色」です。(左図)

次に、カラー剤に入っている酸化染料が酸素と結びついて発色をします。(右図)

酸化染料が酸素と結びつくと髪の中で大きくなるため、髪の中から抜けずらくなります。

 

つまりヘアカラーは髪の中で脱色発色の両方をしているということになります。

 

ヘアカラーにかかる時間

カラー剤を塗ってから通常約30分、放置時間をとります。

と、いうのも

ヘアカラーを塗ってから脱色にかかる時間が約15分。

発色にかかる時間がヘアカラーを塗ってから15分後から15分間。

薬剤の反応が終わるまでにトータルで約30分かかるからです。 

放置時間が短いと、カラーの発色が不十分となり、

放置時間が長すぎるとアルカリと過酸化水素によって髪の負担が大きくなります。

ヘアカラーの時間はきっちりと守ることが大切です。

 

 

髪を染めるためにはカラー剤と酸素が触れて結びつくことが必要なので、多く塗りすぎるとうまく発色しないことがあります。

ヘアカラーを行う際は用法・用量を守りましょう。

 

以上がヘアカラーで髪が染まる仕組みです。

 

※ヘアカラーは医薬部外品です。正しい知識と正確な技術で使用しましょう。

※ヘアカラーにはアレルギー物質が含まれているため、カラーリングを行う際は事前にパッチテストが必要です。

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